GLOSSARY
不動産用語集
基本的な用語から専門的な用語まで、不動産に関する用語を幅広く集めました。
不動産には、難しく分かりづらい不動産用語がたくさんあります。もちろん、スタッフが分かりやすい対応をいたしますが
不安に思ったり、どうしても意味が分からない用語があった場合は、この不動産用語辞典で解決しましょう。
埋蔵文化財
[読み:まいぞうぶんかざい]
埋蔵文化財とは「土地に埋蔵されている文化財」のことである(文化財保護法第92条)。例えば、石器・土器などの遺物や、貝塚・古墳・住居跡などの遺跡であって、土中に埋もれているものがこれに該当する。
膜構造建築物
[読み:まくこうぞうけんちくぶつ]
膜材料と圧縮部材を組み合わせて構成された建築物。膜材料は圧縮力に耐えないので圧縮部材と組み合わせる必要がある。その組み合わせ方によって、吊構造、空気膜構造などの形式がある。
間口
[読み:まぐち]
土地と道路が接する長さのこと。
間仕切り壁
[読み:まじきりかべ]
建築物の内部空間を仕切るための内壁のことであり、室と室とを区画する壁のことである。間仕切り壁は、耐力壁(地震力、風圧力に対抗する壁)である場合もあれば、そうでない場合もある。
マスタープラン
[読み:ますたーぷらん]
他の計画の上位に位置付けられる総合的な計画のこと。都市計画法では「市町村の都市計画に関する基本的な方針」のことを指している。
マスターリース
[読み:ますたーりーす]
商業用不動産を賃貸する場合に、建物を一括して賃貸し、その賃借人が実際の賃借人にさらに賃貸する方法がある。マスターリースは、この場合の一括の賃貸借をいう。また、マスターリースによって賃借した者が実際の賃借人に賃貸することを「サブリース」という。
町家
[読み:まちや]
店舗(商業等の空間)を併設する市街地住宅。一般に、通りに面して店舗があり、その奥に居住空間が設けられている。通りに面する間口は狭く奥に長い空間構成で、通りに面して均等に建ち並ぶことが多い。町家は、伝統的な構法による木造建築物であることが多く、またまち並みを形成する場合もあり、その再生、活用によって都市再生や地域の活性化を図る取り組みが進められている。
町家再生
[読み:まちやさいせい]
商人や職人が営業し居住していた建物(町家)を改修して活かすこと。主として歴史的に形成・維持されてきた市街地において行なわれている。町家は、伝統的な工法で建築され、地域の歴史、気候、風土等を反映した建物である。その持っている可能性を活かすべく手を加えることによって価値が顕在化するだけでなく、そのことが市街地の再生・活性化にも資すると考えられている。
抹消登記
[読み:まっしょうとうき]
登記の記載を抹消する登記のこと。抹消登記を申請するためには、その抹消によって登記上利害関係を有する者がいる場合にはその者の承諾(その者の承諾が得られない場合には承諾に代わる裁判の謄本)が必要である。
窓先空地
[読み:まどさきくうち]
共同住宅における火災時の避難を容易にするために、共同住宅の敷地のうち、1階の住戸の窓に直面する敷地部分において、幅員数mの空地を設け、その空地を避難経路として利用できるようにしたものである(空地とは建築物を建てられていない土地という意味である)。
マネー・ロンダリング
[読み:Money laundering]
犯罪の収益をあたかも合法な金銭や資産に見えるものに転換させる過程をいう。原語は、Money laundering。これを取り締まる制度においては、金融犯罪、テロ資金供与、課税回避などと融合した用語として使われることもある
丸太組工法
[読み:まるたぐみこうほう]
建物工法の一つで、丸太材などを水平に積み重ねて壁をつくっていく工法をいう。校倉造りは丸太組工法そのものであり、ログハウスはこの工法による建物である。メンテナンス次第で半永久的な耐久性が期待でき、耐震性や断熱性・遮音性に優れているとされる一方、他の木造系工法に比べてコストが高く、工期が長くなりやすい、開口部の大きさが制約されやすいなどともいわれている。
マルチハビテーション
[読み:まるちはびてーしょん]
住居を複数化した居住スタイルをいう。都心と田舎との両方を居住地とする住生活が一般的である。セカンドハウスはそのための住宅としても利用される。
マルティプル・リスティング(Multiple Listing)
[読み:まるてぃぷる・りすてぃんぐ]
不動産取引の仲介人が、顧客からの注文情報等を他の仲介人と共有する仕組みをいう。売買・賃貸借の注文を受けた仲介人は、注文物件の登録等により仲介人グループ内で情報をプールし、グループ内の他の仲介人が取引の相手方を発見・紹介するという手法である。
マンション管理業
[読み:まんしょんかんりぎょう]
マンションの管理の適正化の推進に関する法律では、マンション管理業とは「管理組合から委託を受けて、業として分譲マンションの「管理事務」を行なうこと」であると定義している(同法第2条)。
マンション管理業者
[読み:まんしょんかんりぎょうしゃ]
マンション管理業を行なう者であって、国土交通大臣の登録を受け、マンション管理業者名簿に登録された者を「マンション管理業者」という(マンション管理適正化法第2条第8号)。
マンション管理士
[読み:まんしょんかんりし]
マンション管理法にもとづき、国土交通大臣が毎年実施する「マンション管理士試験」に合格し、登録の手続きを終えて、マンション管理士登録証の交付を受けた者のこと(マンション管理適正化法第2条、第31条、第8条など)。
マンション建替え円滑化法
[読み:まんしょんたてかええんかつかほう]
正式名称は「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」。マンションの建替えを円滑に進めるための仕組みを規定する法律。2002(平成14)年に公布・施行された。
マンション建替組合
[読み:まんしょんたてかえくみあい]
マンション建替え決議(区分所有法第62条第1項)が決議された場合に、決議に合意した者のうちのの4分の3以上の同意により設立される、マンションの建替えを目的とする組合のこと(マンション建替え円滑化法第9条)。
マンションの管理の適正化の推進に関する法律
[読み:まんしょんのかんりのてきせいかのすいしんにかんするほうりつ]
略称は「マンション管理適正化法」。マンションの管理を適正に行なうための仕組みを規定している法律。2001(平成13)年に公布・施行された。
マンションの建替えの円滑化等に関する法律
[読み:まんしょんのたてかえのえんかつかとうにかんするほうりつ]
略称は「マンション建替え円滑化法」。マンションの建替えを円滑に進めるための仕組みを規定する法律。2002(平成14)年に公布・施行された。
マンション標準管理委託契約書
[読み:まんしょんひょうじゅんかんりいたくけいやくしょ]
マンションの管理委託契約について、その標準的な契約指針として策定された契約書の雛形をいう。
マンション標準管理規約
[読み:まんしょんひょうじゅんかんりきやく]
分譲マンションなどの区分所有建物における管理規約について一定のガイドラインを示すために、国土交通省(旧・建設省)が作成したマンション管理規約のモデルのこと。
御影石
[読み:みかげいし]
花崗岩(かこうがん)のこと。かつて兵庫県の御影で花崗岩が多く採れたことから、花崗岩を御影石とも呼ぶようになった。
未完成物件の売買の制限
[読み:みかんせいぶっけんのばいばいのせいげん]
宅地建物取引業者が、未完成物件を売ることを原則的に禁止するという規制のこと。これは、一般消費者を保護するための措置である(宅地建物取引業法第33条の2)。
自ら売主制限(8種制限)(宅地建物取引業法における~)
[読み:みずからうりぬしせいげん(はっしゅせいげん)(たくちたてものとりひきぎょうほうにおける~)]
宅地建物取引業者が、自ら宅地建物の売主となる場合に課せられる8種類の制限をいう。
水循環基本法
[読み:みずじゅんかんきほんほう]
健全な水循環を維持・回復するための施策を包括的に推進することを定めた法律で、2014(平成26)年に制定された。
未成年後見人
[読み:みせいねんこうけんにん]
死別等により親権者がいない場合や、親がいても親権喪失等により親権を行なうことができない場合には、最後の親権者の指定(民法第839条)または家庭裁判所の職権による選任(民法第840条)によって、未成年者を後見する(保護する)者を置くことができる。これを「未成年後見人」という。
未成年者
[読み:みせいねんしゃ]
満20歳の誕生日を迎える前の者を「未成年者」という(民法第4条)。ただし満20歳未満であっても、婚姻をした者はもはや「未成年者」ではなくなり、成年となる(民法第753条)。なおこの場合に、婚姻を解消したとしても「未成年者」に戻ることはなく、成年のままである。
未線引き区域
[読み:みせんびきくいき]
市街化区域と市街化調整区域とに区分されていない都市計画区域のこと。
みぞかき補償
[読み:みぞかきほしょう]
同一の土地所有者に属する一団の土地の一部を収用することで、収用されない残地に、通路、みぞ、かき、さく、その他の工作物の新築、改築、増築、修繕、盛り土、切り土をする必要が発生する場合がある。このとき起業者は、これに要する費用を損失補償しなければならない。これを一般的に「みぞかき補償」と呼んでいる(土地収用法第75条)。この「みぞかき補償」は、起業者自らが工事を代行することがある。
認印
[読み:みとめいん]
個人の印鑑であって、市区町村長に対してあらかじめ印鑑登録を行なった印鑑(実印)ではない印鑑のこと。
緑の基本計画
[読み:みどりのきほんけいかく]
正式名称は「緑地の保全と緑化の推進に関する基本計画」。都市緑地保全法第2条の2により、市町村が定める計画である。
みなし道路
[読み:みなしどうろ]
幅が4m未満の道路であって、建築基準法第42条第2項の規定により、道路であるものと「みなす」ことにされた道路のこと。
民家
[読み:みんか]
貴族・武士階級に属さない庶民の住宅。農業、商業などの生業に密着した造りとなっていることが多い。その様式には地域差がある。民家は、地域の歴史や風土を色濃く反映していることが多く、地域の活性化のためにその保存や活用を図る取り組みが進められている。なお、人の住む家を一般に「民家」ということもある。
民間都市開発推進機構(民都機構)
[読み:みんかんとしかいはつすいしんきこう(みんときこう)]
略称は「民都機構」。民間事業者による都市開発事業を推進するための業務を行なうために設立された財団法人で、1987(昭和62)年10月に設立され、同月に「民間都市開発の推進に関する特別措置法」にもとづく業務を行なう法人としての指定を受けた。
民間非営利組織
[読み:みんかんひえいりそしき]
英語の「Non Profit Organization」を日本語に翻訳したものが「民間非営利組織」である。
民間非政府組織
[読み:みんかんひせいふそしき]
「Non Governmental Organization」を日本語に訳した言葉であり、国連に協力する政府以外の非営利の民間団体を指す言葉である(国連憲章第71条)。
民俗文化財
[読み:みんぞくぶんかざい]
民俗文化財とは、わが国の国民の生活の推移の理解のために欠くことのできないものであって、次のいずれかに該当するものをいう(文化財保護法第2条)。
民泊
[読み:みんぱく]
旅行者等が一般の住宅に宿泊すること。
無過失責任
[読み:むかしつせきにん]
私法上の概念で、損害の発生について故意・過失がなくても損害賠償の責任を負うことをいう。
無形文化財
[読み:むけいぶんかざい]
演劇・音楽・工芸技術などの無形の文化的所産で、わが国にとって歴史上または芸術上価値の高いものを「無形文化財」という(文化財保護法第2条)。具体的には、歌舞伎・能楽・文楽などの芸能、陶芸・染織などの工芸技術がこれに該当する。
無限責任中間法人
[読み:むげんせきにんちゅうかんほうじん]
中間法人法にもとづいて設立された中間法人であって、中間法人の債務について社員が連帯責任を負う法人をいう。
無権代理
[読み:むけんだいり]
代理とは、「他人の行為の効果が本人に帰属する」という法制度である。この代理が成立する根拠は、本人と他人との間に、代理権を発生させるという合意(すなわち代理権授与行為)が存在することであるとするのが判例・通説である。
無権代理人の責任
[読み:むけんだいりにんのせきにん]
無権代理による取引(権限のない代理人が行なった契約など)は、有効な代理行為ではないので、本人に対する関係では当然に無効であるだけでなく、無権代理人に対する関係でも無効となるはずである。しかし、仮に無権代理による取引が常に無効であるとするならば、取引の相手方の保護に欠け、代理制度そのものへの信頼が失われかねない。
無権代理の相手方の催告権
[読み:むけんだいりのあいてかたのさいこくけん]
無権代理による取引は、本人に対する関係では本来無効であるが、本人がこの取引を追認した場合には、その取引は初めから有効であったものとなる(民法第117条、第116条)。
無権代理の相手方の取消権
[読み:むけんだいりのあいてがたのとりけしけん]
無権代理による取引は、本人に対する関係では本来無効であるが、本人がこの取引を追認した場合には、その取引ははじめから有効であったものとなる(民法第117条、第116条)。
無効
[読み:むこう]
法律行為がなされたときに、当事者が表示した意思のようには法律効果が生じないことをいう。意思はあってもそもそも効果が生じないのであるから、法律行為は追認や時の経過によっても有効とはならない。また、原則として誰でも誰に対しても無効を主張できる。
無指定
[読み:むしてい]
都市計画区域の外側にある土地のことを「無指定」や「無指定区域」などと呼ぶことがあるが、これはあくまで通称である。
棟木
[読み:むなぎ]
屋根の最高部に、桁と平行に配される部材をいう。「むねき」「むねぎ」とも。これを組むことで建物の骨組みが完成するので、その際に「上棟式」(その主催者は棟梁である)を行なって工事の無事完了を祈る慣習がある。
棟上げ
[読み:むねあげ]
棟木を納めること、もしくはそのときに行なう儀式のこと。新築への祝福と神の守護に感謝を示し、同時に無事建設されることを祈願する。建築工事の着工と完了の中間にあり、建物の形態がおおよそ整った時点を指す。
無名契約、有名契約
[読み:むめいけいやく、ゆうめいけいやく]
私法上の概念で、法律に名称や内容が規定されている契約類型を有名契約(または典型契約、民法に規定されているものは13種類ある)、それ以外の契約類型を無名契約(または非典型契約)という。 契約の内容をどのように定めるかは当事者の自由であるため(契約自由の原則)、さまざまな契約類型(無名契約)が存在するが、その解釈・適用に当たっては、契約の実態、取引の慣行、契約趣旨などに十分配慮すべきとされている。
無免許営業等の禁止
[読み:むめんきょえいぎょうとうのきんし]
宅地建物取引業の免許を受けないで、宅地建物取引業の営業(または表示行為・広告行為)を行なうことは、法律上禁止されている(宅地建物取引業法第12条)。これを無免許営業等の禁止という。
名義貸しの禁止
[読み:めいぎがしのきんし]
宅地建物取引業者が他人に名義を貸して営業(または表示行為・広告行為)を行なわせることは、法律上禁止されている(宅地建物取引業法第13条)。これを名義貸しの禁止という。
名勝
[読み:めいしょう]
記念物であって、庭園・橋梁・峡谷・海浜・山岳等の名勝地で、わが国にとって芸術上・鑑賞上価値の高いものに該当し、文部科学大臣が官報に告示することによって指定したものを「名勝」という(文化財保護法第109条)。
明認方法
[読み:めいにんほうほう]
樹木や果実のように、土地の上に生育するものは土地の定着物であり、土地の構成部分であるので、本来は土地から分離して処分することはできないとされている。
しかし、樹木の木肌を削って所有者名を墨書する、あるいは所有者を印した立て札を立てるなどの方法により、土地とは独立した物であることを示し、独立した所有権が成立していることを公示した場合には、土地から独立した取引の対象とすることができる。このように、土地から独立して樹木・果実などの所有権を公示する方法のことを明認方法という。
メガソーラー
[読み:メガソーラー]
出力1メガワット(1,000キロワット)程度以上の大規模な太陽光発電をいう。大型の太陽光パネルを設置する広い土地が必要となるが、休耕田や耕作放棄地の活用が提案されている。
メザニン(メザニン債)
[読み:めざにん(めざにんさい)]
金融商品のなかで、ミドルリスク・ミドルリターンであるものをいう。
メゾネット
[読み:めぞねっと]
マンションにおいて、上下2階にわたる住戸のことを「メゾネット」という。上下に広い空間を確保し、一戸建てのような内部空間を作ることができる。
めやす賃料表示
[読み:めやすちんりょうひょうじ]
住宅を借りる場合の費用負担を、一定の方法によってわかりやすく示すことをいう。
免許
[読み:めんきょ]
宅地建物取引業を営もうとする者は、都道府県知事または国土交通大臣に宅地建物取引業の免許を申請し、免許を受けることが必要である(宅地建物取引業法第3条)。
免許換え
[読み:めんきょがえ]
宅地建物取引業者が事務所の新設・移転・廃止を行なうのに伴い、新たな免許権者より新規に免許を受け、従前の免許が失効すること。
免許権者
[読み:めんきょけんじゃ]
宅地建物取引業の免許を与える権限を持つ行政機関のこと(宅地建物取引業法第3条第1項)。免許権者は、宅地建物取引業を営もうとする者が設置する事務所の所在地より異なる。
免許申請書
[読み:めんきょしんせいしょ]
宅地建物取引業の免許を受けようとする者が、国土交通大臣または都道府県知事に提出する申請書のこと。免許申請書の様式は、宅地建物取引業法施行規則の様式第1号で定められている(施行規則第1条)。
免許申請書の添付書類
[読み:めんきょしんせいしょのてんぷしょるい]
宅地建物取引業を営もうとする者が、宅地建物取引業の免許を申請する場合には、次の書類を免許申請書に添付しなければならないとされている(宅地建物取引業法第4条第2項)。
免許の基準
[読み:めんきょのきじゅん]
宅地建物取引業を営もうとする者(個人または法人)が、宅地建物取引業の免許を申請した場合には、国土交通大臣または都道府県知事は、一定の事由に該当する場合には、免許を与えることができないとされている(宅地建物取引業法第5条第1項)。
免許の基準(刑事罰)
[読み:めんきょのきじゅん(けいじばつ)]
宅地建物取引業を営もうとする者(個人または法人)が、宅地建物取引業の免許を申請した場合には、一定の事由に該当する場合には、免許を与えることができない(宅地建物取引業法第5条第1項:免許の基準)。このような免許の欠格事由の一つとして、免許を取得しようとする個人が、過去に一定の刑事罰を受けた経歴がある場合には、原則として刑の執行を終えてから5年間は、免許を受けることができないとされている(法第5条第1項第3号)。
免許の基準(廃業等)
[読み:めんきょのきじゅん(はいぎょうとう)]
宅地建物取引業を営もうとする者(個人または法人)が、宅地建物取引業の免許を申請した場合には、一定の事由に該当する場合には、免許を与えることができない(宅地建物取引業法第5条第1項:免許の基準)。
免許の基準(役員の連座)
[読み:めんきょのきじゅん(やくいんのれんざ)]
宅地建物取引業を営もうとする者(個人または法人)が、宅地建物取引業の免許を申請した場合には、国土交通大臣または都道府県知事は、一定の事由に該当する場合には、免許を与えることができないとされている(宅地建物取引業法第5条第1項:免許の基準)。
免許の申請
[読み:めんきょのしんせい]
宅地建物取引業を営むためには、宅地建物取引業の免許を国土交通大臣または都道府県知事に申請して免許を受けることが必要である(宅地建物取引法第4条)。
面格子
[読み:めんごうし]
本来は、断面が丸や平角の鉄棒を窓などの開口部に取り付けたもの、すなわち鉄格子である。現代ではアルミ製(枠付き)のものが多い。防犯対策として台所の窓等に設ける。
免震構造
[読み:めんしんこうぞう]
大地震による揺れをできるだけ小さくして、心理的恐怖感や家具の転倒などによる災害を少なくするために、建物の基礎と土台の間に防振ゴム(積層ゴム)を挿入するなどの構造を免震構造という。これまではマンションでの採用が多かったが、最近は一戸建て住宅に採用するケースも多い。振動を通常の2~3割程度に和らげる効果があるとされており、今後さらなる増加が予想される。
免税業者
[読み:めんぜいぎょうしゃ]
消費税の課税において、その売り上げについて消費税が課税されない事業者をいう。課税期間の基準期間(課税期間の前々年度)における課税売上高(課税される取引にもとづく売上高)が1,000万円以下の事業者がこれに該当する。免税業者については、その取引において消費税額を取引の相手から受け取るかどうかは、その自由な選択に委ねられている。
免税点
[読み:めんぜいてん]
税法によって一定金額に満たなければ課税しないとする、その金額をいう。例えば固定資産税の免税点は、同一市町村区域内資産について、資産評価額が、土地は30万円、家屋は20万円、償却資産は150万円とされている。あるいは、消費税の免税点は、課税売上高が1,000万円である。
木造
[読み:もくぞう]
建物の主要な部分を木材とした建築構造のこと。木造の工法は、大きく分けて「在来工法」「伝統工法」「枠組壁工法」に分類されている。
木造軸組工法
[読み:もくぞうじくぐみこうほう]
在来工法ともいい、木造建築物の工法の一つ。「在来工法」とは、「伝統工法」をベースとしながら、第二次大戦後の技術革新で新たに生まれた木造建築物の工法である。
目論見書
[読み:もくろみしょ]
不動産投資信託が募集・売り出しされる際に、投資法人から投資を希望する投資家へと交付される文書で、投資法人の概況を記載した文書のこと。目論見書は、不動産投資信託の募集・売出しの引受けを行なう各証券会社の窓口にて、希望者は誰でも交付を受けることができる。最近では、各証券会社の個人向けオンライン取引において、PDFファイルでも簡単に入手できるようになっている。
モジュール
[読み:もじゅーる]
建築生産における規格化・標準化を図るための基準寸法のこと。または、構成材のサイズを定めるために、ある法則で秩序立てられた寸法組織のこと。一般的には尺である91cmを基本寸法とするが、最近は1mを基本寸法とするメーターモジュールが採用されるケースが増えてきている。
モデルハウス・モデルルーム
[読み:もでるはうす・もでるるーむ]
住宅販売などに当たって展示・PRのために建設された住宅または部屋をいう。住宅建築の受注や分譲住宅の販売のために建てる戸建て住宅が「モデルハウス」、マンション販売の場合などにおいて展示する部屋が「モデルルーム」である。建築工法、住宅性能、室内環境等を具体的に示すことができるが、現実に販売される住宅等とまったく同一ではない。
元付け
[読み:もとづけ]
宅地建物の売買の仲介において、顧客から直接に売買の依頼を受けている立場にあることをいう。一方、そのような依頼を受けた売買の相手方(売る依頼ならば買い手、買う依頼ならば売り手)を発見・仲介することを「客付け」と呼ぶ。宅地建物の仲介業務においては、元付けを担う業者(元付け業者)と客付けを担う業者(客付け業者)が異なり、両者が共同して取引を成立させることが多い。
モノライン(モノライン保険)
[読み:ものらいん(ものらいんほけん)]
アメリカにおいて、金融保証保険を専門に行なう保険会社をいう。“Monoline insurer”または“financial guarantor”と称される。
盛り土
[読み:もりど]
傾斜のある土地を平らな土地にするために、土砂を盛ること。
モルタル
[読み:もるたる]
セメントと砂に、水を加えて練り合わせたもの。左官材料として多用される。